へ た
同系統の前回は2018/11、単純な前回は2020/12です。
これだけ書くのはアレなので更新予定地として後で書き足す。
2021/03/20: 第20回とのむら門下発表会
5部制23枠の5時間なのでとてもおとなしいな!!111(
選曲
シュターミッツのファゴット協奏曲の第1楽章を吹きました。普通のファゴットでレッスンに行くのが2年ぶりであったこと(2019年はコントラファゴットのみ、2020年はお察しください)から前回同様「テクニック以外が難しい曲」を選ぶことにしました。強いていうならば、初めての発表会でこれを選ぶ人がそれなりにいる中私は初めての発表会から数回はこれを選べるレベルになかったのでやってこなかったため今回やってみるか、という意図です。
もっとも、結果からいうと、テクニック以外が難しい曲なのにテクニックの部分で本番含めて最後まで躓いたので1行目の通りなんですが…。
演奏上のメモ
- 譜面はSikorski版を使用、多分これしかない。IMSLPには手書きをスキャンした譜面しか存在しない。カデンツァは記入済みのものがあるのでそれを利用。
- アーティキュレーションはほぼ記入済みのものを利用できる。Johann Christoph Vogelの協奏曲とモーツァルトの協奏曲をやったときに習った古典派のアーティキュレーションで省略されがちなものは抜けないように事前に記入しておいた。
- 前回の記事を受けて強弱の選択と決定は事前に記入しておいた。
- テクニック面で難しいのはほぼトリルに集約される。
- 冒頭のF4-G4は正規のF4の指にHighEsキー(リンクでいうChristlieb, Don, 1966)。これはこの曲やった人から聞いてたので知ってた。
- 今回主にコケた部分であるD4-E4は右手を使うD4に左手中指のトリル。
- 前打音のE4を正規の指で取り「右手のD4」に降りるが、この場合息圧に壁があるのでD4に下がったときに音程を取り直すように練習する。
- また、次の音の前打音でC4に降りる際に左手親指のCキー(上から4番目)を押すのを忘れない。
- 他の指の候補として、Timm, Everett LeRoy, 1964 に右手のBbキーをつける、というものもある。
- C4-D4は正規運指だが、左手親指のHighDキーを押しっぱにする。次の音の前打音に含まれるB3はそのままHighDキーで出せるが、音程が下がりきらないことがあることに注意(割とリードの組み合わせの問題だった)。
- (追記)E4-F4からのD#4-E4はE4-F4を正規運指(x o x | x x tr)で取りD#4を左手だけで出す(x o x | o o o)とする回避手段を取れるが、正規運指でできるならそれに越したことはない。
- ブレスの位置の決定。
- 151小節目〜160小節目は一息で吹く、なので149小節目で吸うと151小節目で息を使い切ることができず息が浅くなってしまう。
- 174小節目の4拍目の前から183小節目まで一息で行きたいが、無理であれば177小節目の2拍目の前で吸う。179小節目の1拍目はフレーズを分けるが息は分けない。
- その他
- 一般的なこととして、後から押し気味に発音する癖はリードの組み合わせの改善でなんとかなったけど普段から気をつけるべき。
- 同様に、強拍を大きめに出し他の音で大きくならない、というのは楽譜に事前にメモしておいた割に実践できていないので、特に楽器の癖で自然に大きくなってしまう音について事前にケアした上で練習をするべき。上行の跳躍では比較的気をつけられていたが下行の跳躍で気を使えていなかったので次からは下行でより気をつける。
- テンポ走るのをやめろ。だいたい初回のレッスンはいつもそれを言われている気がするが、お前は音ゲーマーではなかったのか???
次どうするの
第1楽章を含めて残りをやります。この曲の録音がそんなに多くないことから録音できて公開できる程度を目指したくはあります。
いちおう次の次にやりたい曲まで決めてありますが、この業界ヘタクソに口なしなのでマイナスがゼロに戻るまでは口をつぐんでいようと思います。