【演奏会記録】2018/11

前回の本番は…WTF!?1月!?

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2018/11/24: 門下の発表会

前回はこれ。

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6部制の7時間…マジキチでは???(テンプレ)

選曲

モーツァルトの協奏曲(K.191)の2mov・3movを吹きました。1movをやったのは2016年6月、2年ちょい前らしいです。らしいですが、もはや全く吹ける気がしません。Es-durのほうの分散和音どころかF-durの分散和音が安定して吹けなくなってるんですが…

何で1年ぶりの発表会でこんな危険な選曲するの?って話ですが、練習したことがあってまだ外に出してない曲の中で一番できそうだったから、っていう理由です。次点がヴィヴァルディのRV484(e-moll)だったのですが、復帰明けで一番なまってるのはテクニックなんだよなあ…。なので「テクニック以外が難しい曲」をやることにしました。指の回らない人卒業キャンペーンはまた後に回すことにします。

演奏上のメモ

  • 2movはだいぶ遅めに練習したけど本番は練習よりも早めのテンポでやったと思う。酸素薄かったので結果オーライ。
  • 3movのテンポは106くらいを目安にさらった。本当は体力面の問題もあるしもう少しだけ速くしたいのだけどそうするとテクニックがおっつかない。
  • 今回使用した譜面はBärenreiter版Urtext。とはいえこれでもアーティキュレーションや強弱は必要最低限しか書いていないので選択が必要。
    • 今回も強弱の選択と決定をサボったな???最終的にはレッスンである程度方針決めてもらって形になったけど、これをやらないのは本当にカスなので次から絶対にやれ。
    • トリルの運指の確認: 非自明なのは以下。F3-G3のトリルは右手はG3のままから左手3,4を動かす*1。このまま左手2だけ押さえるとEが出るので着地もこのまま出せる。Bb3-C4は一番上に書いてあるBb3出しながら左手4のトリル。お前これ1楽章でやっただろ。F4-G4はF4出しながらHighEsキー(eb-tr)を押すとGが出る。
      • 関連して、トリルを上から入る場合の最初の音を前打音で処理するな!
    • 2mov 1p目最下段のEb3でスタートするフレーズは右手1-3の代わりに右手1-2(Bのトーンホール)で取ると入りやすい。
  • 2movは一度でも硬いアタック出したら死と思え。特にこの曲について、硬いアタックは一切必要ない。同様に、とにかく音の間の音量の凹凸を削っていく作業をする必要がある。こんなの指回って当たり前なので指以外の問題に時間をかけましょう。
  • 3movの練習にあたって、できないテンポで無理をしてやることをしてはいけない。半分のテンポでも本来やるべきテンポと同じことを気をつけてできないんだったら本番を本来の半分のテンポでやれ。
    • 3連符の間にトリル入ってるやつ、選べるならば私はあまりファンではないので前打音だけで処理するほうを選ぶかなあ…
  • 今回はカデンツァとかの類を最小限に抑えたバージョンでやった。というかこれですらギリギリなので仕方がない。

本番についていうと、2movの1ページ目の途中まで思ったように音が出て完全に勝ったと思っていたのですが、ページをまたいだ途端にカウントを数え間違えた疑念にかられてしまい1小節早く入ってしまった。こんなんでco-MVPとか絶対バグだし、私はフンメル吹いた人とかフランセのDivertissement吹いた人のほうが圧倒的に今回のMVPにふさわしいやろと思ってます。とはいえそれを除けば曲の内容や音そのものにかなり思考を使うことができてそれが本番でも実践できたのでかなり自信を得られた本番だったと思います。

んで、次この発表会いつ出れるか完全に未定という状況で、下手すると2月に予定してる本番とやけぱん吹終わったら本格的に楽器おやすみしうる状況で、どういうことなの…ってなっています。今回のシーズンもPermissions WorkshopだったりTPACだったりで楽器に物理的に触れない期間が長かった上に、技術同人誌の執筆を2冊ぶんやっていたり、ついでに他にもbutt-clenchingな案件をいくつか抱えていたりで、楽器に集中できる状況ではなかったのも事実で、このまま技術も楽器も中途半端に続ける状況は大丈夫なのか*2、とも思うので、近々重要な選択の時期が来るかもしれません。


追記: 恒例のセンセ氏記事の更新を観測。

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*1:サイトには2,3,4のtrで書いてあるが3,4で十分

*2:Magicに関しては割と諦めがついて「手放しはしない」「情報は仕入れる」「ときどきやる」「音楽や技術のことに割り込まないよう気をつける」まで来てます