【演奏会記録】2017/3【出た方】

オラァ!いつものじゃあ!!!

前回のは11月前半11月後半です。

2017/3/26: 門下の発表会

春のひとときコンサート 2017年3月26日(日)12:00〜 バッハはうす310サロン(西武池袋線椎名町駅より徒歩6分)

5時間で31曲やってんだぜ…マジキチでは????? 毎回話題になるのですが、これ初回は同じ会場で私とあと1人だけ、お客さんは確か2人、終わって時間余って仕方ないからそのお客さんが初見やり出す、というスタイルでした。

前回の発表会終わってから演奏会記録はアレグレットの本番以外書いていなかった通り本番はありませんでした。で去年の終わりに門下の飲み会で「もう今年(2016年)みたくハードル上げまくる選曲はしないよ」と言ったはずなんですが…

選曲まで

s01氏、結局軍拡競争に足を突っ込む。

前回終わったあとくろにゃん氏がサン=サーンスを吹くと言う話があり、ついでに毎回浜松から参加している方がケックランのソナタを吹くという話があり、これは普通のことをやったら死ぬ、という謎の発想に取り憑かれ、正月前後で帰省したときにちょろちょろさらいだしたウェーバーのアンダンテとハンガリー風ロンドをやることにしました。ちなみに前回リヒャルトのダブルコンチェルトやるって言ってた話はメンバーの都合がつかず流れました。なので年明けるまではこっちばっかりやってたような。

他の選曲候補は以下で、楽譜は両方持ってるのでどこかでやるかも:

  • Gallon : Recit et Allegro
  • ダヴィッド: Concertino
    • 楽譜自体は4年くらい前から持ってるけどその当時到底吹けたとは思えない。そしてこちらを選んでいても曲はかぶっていた。

最終的に今回の曲に至った目的としては「指の回らない人のイメージを打破すること」と「ダブルタンギング/トリプルタンギングの実績解除」という目的がありました。あったのですが…まあ炎上したよねそうだよね。

曲について、何をしたか

(本記事は筆者の主義主張により楽器のキー名を除きアメリカ音名で書いています。気になる方はBb=>B, B=>Hで読み替えてください)

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ご来場の方はもうひとり同じ曲をやったわださきさんが曲目解説をちゃんと書いてくださってたのでそちらをお読みくださいw

もともとヴィオラの曲として書かれた曲がファゴットでもよく演奏されるという曲。ファゴット奏者にとってはワイセンボーンの分厚いほうの教本(上下巻のop.8じゃないやつ)の最後についてることでもよく知られています。自分も存在を知ったのは高校のときに部室に置いてあったワイセンボーンの例の教本で、今ですら十分グロ画像と思う最終ページを見て「えっと…これこの教本やったところで吹けるようになるんですか…????」みたいになっていました。

今回これをやるにあたって聞いた音源がApple Musicにあるやついくつか(最近Apple Musicを切ってしまったので探せない><)の他に2つ目に挙げてある小山莉絵さんの演奏…なんですが、どう考えても最後の部分のテンポは自分には全く参考にならなかった。とりあえずメトロノームでそれっぽいテンポに合わせることにしました。

譜面について。最初に使っていた譜面はIMSLPにあるロシア語のやつ)だったがこちらが誤植くさい部分がいくつかあったので最終的にジルベール・オダンの校訂版を使った…がアーティキュレーションは両方から部分的にやりやすさと確かいくつか音源聞いた範囲でこうだったよなを重視して選択しました。端的にはロンドの2回目の主題終わったあとの八分-十六分2つで書いてあるのがどうも誤植くさいということで校訂版の十六分2つ-八分のパターンで吹きました。

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1回目は「タティタッター」で書いてあるのに

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「ティッタタター」!?というのがよくわからなかった。と思ったら今試しに聞いた音源4つくらいこっちのパターンだった。聞き間違いだったのか思い違いだったのか…。 あと譜面の微妙な違いでいえば3連符明けのトリルの最後がA-BbかA-Bか。後者を選択。

問題の3連符のところは2月の間はトリプルタンギングをやろうとしたものの挫折し結局2つつなげる+4つタンギングする、のパターンでやることにしました。ただしそれで回ったとは一言も言ってない。トリル入る前までつながったのが1週間前、でそうしたらそのあとがテンポ通りで入らない、最後のスケールと半音階が滑るのだけはどうにかしよう、ってやってたらはい炎上ー。全4ページ中3.5ページまではなんとかできたけれどそれでは意味がありません。

次やるときのためにメモを残しておくと、203-204小節目のC#の跳躍はCisキーを2回押すのがよく(押しっぱよりも成功率が高かった)、あと主に回ってなかったポイントとして201小節目の「ミソファミレド」と204小節目の6つ目のシのナチュラル、あと221小節目から全部、特にパターンの変わり目。

ミスったことばっかり言うても詮無いので練習の成果が出たことでいえば、アンダンテの終わりの32分滝がなんとか回るようになったのと、A-C-B-Eのオクターブ跳躍がいつの間にかあっさりできるようになってたこと。あと主題は3回中2回はなんとか決まった。1回目?なんかBの代わりにCが出たんすけど…

次どうすんの?

さあどうするんだろう。たぶんこの曲はこの発表会以外のどっかでもっぺんやる場所を作ろうという感じになった。とりあえず言えることは今度こそ軍拡競争には加担しないで曲選ぶぞ。あと何をやるにせよメトロノームで50%から刻むのを再開する。これ散々言うてたくせにやったの2月も半ばになってからだからな…クソ野郎も極まれりやわ…。はやくにんげんになりたい。

追記

センセが記事上げてた。