6月の本番終わったら書くよとは何だったのか。聴いた方、も近く(さあいつだ)更新予定。
6/25(土) : アパッショナート管弦楽団 第17回定期演奏会
最近オケよりもソロのほうがやってるんじゃないかという気がしてますが久しぶりに(調べたらITHDオケ以来だからそんな久しぶりでもない)オケです。内訳は以下:
田園は幻オケの初見大会で一度通してたのでかなり余裕持ってできたものの、それよりもシルヴィアがきつかった。1曲目はホルンと高い音のフレーズが重ねてあるからまあなんとかと思ったら途中いきなりファゴットだけになるところがあったりして全く気が抜けない。で4曲目はテンポについていくのが大変。以前なら確実にできなかっただろう曲ができるようにはなってるとはいえもうちょっとなんとかしたかったかな…。
選曲についていうと、数多あるファゴット協奏曲から、しかもヴィヴァルディの中だとだいたいE-moll(RV.498)あたりが真っ先に候補に挙がりそうなところ、RV.497*1を選んでくるのは相当渋い選曲だなあと思ったのだった。
7/9(土) : 某所の初見大会
だいたいこんな感じ。ファゴットパートのある曲は1st、ない曲はチェロ譜を吹いてます。
初見大会とはいえオケでコンチェルトデビューですよ!!111とはいえアパ管の本番後ほとんど吹かなかったら体力全然持たなかった。オケのテンポは6/12比で増し増しだったものの指だけはなんとかなった。 チェロパートに乱入して吹いてみた感想は古典派の刻みを吹くのがめっちゃ楽しかった。木管編曲だとよくあるけど、息さえちゃんと持てばほんとに楽しい。 で、モーツァルトの40番は初見でやるものでは全くなかった。下手したらコンチェルトより難しいことオケ譜に書いてあるんですけど…。
8/7(日) : 針の音楽による『幻想郷音史 聖徳王伝説~道士の為政者、聡らるる道』を演奏しよう!オフ
残機募集って書いてあったから残機になってきた。前日夜まで作業してて朝起きれず()午後から参加。 ちょうど午後からメイン曲の「聖徳王伝説」のターン。22分?まあ55分の曲やったからなんとかなるよね!と思ってたが全くそんなことはなかった。第3オクターブのEより上が出なくなったの久しぶりだ…。
やった曲の話
演奏上のことはさておいて、聞くとだいたいわかると思うんですが、まあ大変な曲です。まずは冒頭の指示をご覧いただきたい:
縦線…?陰陽玉と三角…???10〜18小節目の雅楽を模している部分には日本の伝統音楽の記法を参考にした記法が一部使われていて、これらは小節のうち何拍目(くらい)の位置かを指すためのものだそうで。ファゴットパートはまだ穏やかなほうで、8小節目半ばから入ってくるオーボエとかは突然楽譜に漢字が現れます。とはいってもただ変態表記使っただけの色物曲ではなく、ちゃんとはまると不思議な間を感じさせるようになります。…しかし、いくら東方吹がやってるとはいえ、なぜこれ合奏1回目で止まらずに通った。
曲解説はサイトとか見るとわかるので後は省略。
ユアンシェンとか聖徳伝説とかの盛り上がるところが楽しいのは言うまでもないのですが(個人的一押しは445小節目〜447小節目、聖徳伝説のラストらへんで大神神話伝を裏で吹いてるところで突然3連符が16分音符になるあたり)、聖徳伝説が終わった後5分くらいあるコーダがもう吹奏楽でやりたいこと全部書いてあるような素晴らしい譜面なわけです。5分かけて今までのフレーズが変形して回想されていきC-durで解決…!バックストーリー上でも神子が思い悩んだ末結論にたどり着く、まさに「解決」という言葉がそのまま合う盛り上げ方で大団円に持って行くわけです。そらあもうやる側も全力吹きして死ぬわけですわ(笑)。ラストのドラムセットとか鐘の東方音型とかもうズルいですよねこれ…
こういう曲なら無限にやりたいしちゃんと本番やりたいですよね、え、そういえばなんか最後に言ってたようn
*1:A-mollはあと1曲以上はある。ヴィヴァルディは全部で39曲書いてたハズ