第10回モダン神挑戦者決定戦に出た

アドベントカレンダーシーズンの最中ですが下書き消化。なんか未だに第6回の記録が相当アクセス数あるので今回も書きます。例によってカード名英語多め。

デッキ選択

11月初旬に出るのを決めたときは

  • UR Storm
  • 親和

の二択で、どっちかというと前者寄りで調整してました。実は親和そんな好きくないし で途中《Legion Conquistador》入りのエメリアライフゲインとか《Legion's Landing》入りのソウルシスターズとかを試してみたりしました。最終的には「スイス9回戦やると増えそうなT1 Thoughtseize-Inquisition-based deckにストームでは勝てない」「白いデッキではエルドラージトロンに勝てない」という理由から間を取って親和を使う方向で11月中旬から準備開始。

最終的なリストは以下。

2 Memnite
4 Ornithopter
4 Signal Pest
4 Vault Skirge
4 Arcbound Ravager
4 Steel Overseer
1 Spellskite
2 Etched Champion
2 Master of Etherium

4 Galvanic Blast

4 Mox Opal
4 Springleaf Drum
4 Cranial Plating

1 Mountain
2 Spire of Industry
2 Glimmervoid
4 Darksteel Citadel
4 Blinkmoth Nexus
4 Inkmoth Nexus

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2 Thoughtseize
2 Dispatch
2 Ghirapur AEther Grid
2 Etched Champion
2 Ancient Grudge
2 Spell Pierce
1 Grafdigger's Cage
1 Relic of Progenitus
1 Rule of Law

実はGlimmervoidとSpire of Industryの枚数配分を3-1だと思って登録していたのは秘密だ!そういえばこの人前に出た競技イベントでも《反射魔道士/Reflector Mage》をReflection Mageって書いて提出してたような気がするな…????

R1: UR Storm (xx)

オンラインペアリングの名前見たら見覚えのある名前が。か、KaiGuy MTGの人だー!!レガシーでANT使ってるのを知ってたし以前東京MTGで当たったときは昇天使ってたからその手のデッキかなーと思ったら予想どおり青赤ランドからSerum Visionsスタート。

G1はT4、G2はこちら先手でライフ4まで詰めたところT3に発火して終了でした。この時点ではプレイングがまだけっこうガバくてSteel Overseerの能力起動で自分に載せ忘れたりしてました。

R2: Mono-U Time Warp (xx)

島からOptスタートだったので土地が噛み合ってない引きのストームかな?と思ったら島しか出てこない。でT3の裏でDictate of Kruphix→あっ納得。T5くらいからExhaustion連打、Time Warp、Walk the Aeons、Part the Waterveil覚醒、もっかい覚醒、死。サイドからはAzor's Elocutorsとかいうほぼ青単タイムワープ専用特殊勝利条件カードが出てきたりDamping Matrixでファクトが止まったり、いいものを見せてもらいました。ちなみに相手はほぼ全フォイルだった。

T5くらいにゲーム決してないといけない相手ではあるんですが、微妙な脅威しかない状態のハンドをキープしたのがダメだったようです。

R3: Bogles (oxo)

実際このラウンドはあとから考えたら負けてたハズで、G3で《Ethereal Armor》x2、《Spider Umbra》x1のついた《Gladecover Scout》(=8/8先制攻撃+到達)がタップしているところにラベジャー算して6/6の《Inkmoth Nexus》で2回アタックすればこちらは間に合う、という状況ができてたのですが、お互いに《Spider Umbra》の付与する到達を見落としていて相手が投了。終わったあとに一緒に来てた人と話してたら「あれ?そういえばついてたオーラって…」ってなって気づきました。これ自分でBogles回してるときでも忘れるくらい地味なんだよな…

R4: UB Tezzerator (oxo)

1ゲーム目で見えたのはPolluted Delta、島、Darkslick Shores、Serum Visionsともう1枚(であってたハズ)のみ。えっと…シャドウだったらもっと過激にライフ削りに来るし、ファストランド?アドグレイスはフェッチとか入らないし…??となってサイドボード全くわからなかったのでThoughtseize x2をイン。罠橋が出てきてほぼお察し状態になって、2ゲーム目は情報量稼ぎゲーとなりました。3ゲーム目はわなっぱ置かれる前に殴り終了。

R5: Abzan (xoo)

メイン負けた時点でこれはもうお帰りムードかなー???みたいなマッチアップだったのですが、2ゲーム目は相手のボブ死により勝利(実績解除!)、3ゲーム目はEtched Champion x2にそれぞれCranial PlatingがついてLingering Soulsのトークンすり抜けて22点叩き込んで終了。エッチなチャンピオンつえー

R6: UW Control (xx)

どちらもフラッドし散らかして死亡。このデッキで土地6枚にバネ葉3枚引いたら無理。あとRuned HaloとDetention Sphereが非常にぶっ刺さってあっさり死。

R7: Bant Spirits (oxx)

3ゲームとも非常にタイトな試合だった。特に3ゲーム目、Worship置かれて毒かGhirapur AEther Gridを引かないとやばい状況が発生し、ラベジャー算して毒で勝てる計算のところにフルアタックが発生したので全スルーからの返しアタック→4マナ、Settle the Wreckage→ですよねー!GG!という感じでギリギリのいい試合だった。エンチャヘイト取ってないとこういうときつらいのか…。


ここでドロップ、結果3-4。

反省としては、メインボードには1枚挿しのSpellskiteを含め十分に満足しているのですが、サイドボードの一部のカードがほぼ仕事をしていないというのがよくない。具体的にはDispatch x2、Relic of Progenitus x1、Rule of Law x1。Dispatchはシャドウには強いけど2枚必要なメタではなかった。RelicはGrafdigger's Cageでよい、Rule of Lawはそういうデッキに当たらなかった/当たったとしても引かなかっただけ、という話もありますが、他に回してもよさそう。

ストームと親和を両方回してる身としてのストーム対策(墓地対、呪文制限)のサイドボード案についてそれぞれ考察すると、

  • Relic of Progenitus : ちまちま墓地削れる。固定で墓地対するカードに対して除去スタック墓地追放ができるのが強い。カードが引ける。
  • Grafdigger's Cage : ストームはPast in Flames打てないと点数足りないのでこれで止まる。ついでにChord of Callingとかも止まる。ただしアドグレイスやリビングエンドには仕事しない。
  • Rest in Peace : 親和だったらこれでもいいような気もするが一部のデッキは自分でも墓地使いたいから微妙なケースがある。エンチャなので割れない、鉄板の墓地対ではある。
  • Nihil Spellbomb : デッキによっちゃ使いまわすこともあるけどまあ親和じゃ選択肢に入らない。
  • Leyline of the Void : 親和だったら初手に引かなかったら出ないので無理。
  • Rule of Law : エンチャ。強い。まずストームだと触る方法がだいたい1枚(Echoing Truth)しかない。ついでにアドグレイスとリビングエンドが巻き込み事故で死ぬ。ただしアタックもブロックもできない。
  • Eidolon of Rhetoric : ストームの場合タフ4の処理が無理なので実質Rule of Law。似たようなデッキの場合、アドグレイスだとSlaughter Pactで処理可能だったり、リビングエンドだったらShriekmawなどで処理可能だったりする。一方で生物主体のデッキだったらカンパニーやAEther Vialから出る。
  • Ethersworn Canonist : 生物なのでEidolonと同様のメリット。ファクトなら出し放題(なので純鋼ストームは止めにくい)。タフ2なので1個目の呪文が稲妻なら仕事しない。

あたりの用途が考えられるため実際の配分としては散らしてみたわけですが、実際のところRelicよりはCageのほうが効く相手が多かったかなーという印象でした。あと墓地対が取れればストーム対策(とアドグレやリビエン対策兼ねてるやつ)が必要だったかというと微妙。ドレッジ見つつストームにもにらみを効かせられるCageのほうがよいでしょう。でそこの枠1個使ってWear/Tear挿しが正しかったような気がしています。もっともこのへんは下衆の後知恵といわれればそう。

もうひとつ後知恵話でいうと、"T1 Thoughtseize-Inquisition-based deck"(ジャンド、アブザン、死の影)はそこまで多くなかった。ストームが正解だったかもしれませんが、あんまり好きでないという理由で(何で持ってるんだという話は置いといて!)そこまでちゃんと回してなかった親和というデッキにちゃんと向き合う機会ができたのでよかったといえるでしょう。

前回に比べて明確に成長したなと思ったのは、ラベジャーの計算ミスがそこまでなかったことや、R7でラベジャー算に時間かかったけどそれでも3ゲームで20分くらい時間余して終えられたなどプレイ時間が明確に早くなったこと。そもそもエメリアライフゲインとかいうアホみたいに遅いデッキと比較するのがよくないがそれにしてもプレイングが遅すぎた感はあったので一つ成長ですね。


次競技イベント出るのは完全に未定。Explorers of IxalanとUnstable買ったのでしばらくカジュアルフォーマットやってます。