もともとのタイトルは「1ヶ月経ったので」だったんですが放置してる間に5ヶ月も経ってしまったよ!
でもはやシリーズものとしてどうやって構成していこうか忘れてしまったのですが、一番書きたいこと群はメモしてあったのでそこから書いていこうと思います。
連装砲ちゃん…もとい報連相の研修がいけてなかった件について
はい。これは強調されて然るべきだったので感想でも「いけてなかった」と強調しておきました。
どういけてなかったかというと、基本的に「報連相のろくにできてない『忙しい』上司の尻拭いをするのは新人のみなさんの役割ですよ」という主張が最前線に出てきている内容だったから。もっとも、そんな本音を直接は言えないので「社会人として当然、できないあなた方がいけない」という格好に言い換えますが。
演習課題というかグループワークは本当によくできてました。普通にやったら時間が足りないか情報が不足するようにできていて、ひっかけポイントで必ずケチをつけるようにしていたのは本当によくできていたと思います。例えば、質問に対する応答がはいかいいえかの二値しかとれない状況で両方が同じ図形を作るという課題に対して、「実は2つのグループで与えられている材料が違うので、同じ道具が与えられている前提で質問するとかならず詰むようにできている」とか。
問題はそういうところではなく、実際の仕事のシチュエーションで、とされていた内容が、「資料を作っておいて、何時まで、はいそんじゃ私は忙しいんで外出します」といったような不十分な指示に対して質問をせよ、というものであったこと。そんな指示で仕事ができるとしたらすでにだいぶバックグラウンドの知識を共有しているはずで、それがない人にそういう指示を与えるほうが悪いです。コンピュータはプログラムを書いたようにしか動かないように、人間も基本的にその前提で考えるべきでしょう。
ついでに、「一般的な総合職、かつ営業や事務を仮定した内容」であることを差し引いて考えるならば、エンジニアにはエンジニアの報連相の方法論がある、というのはエンジニアリングの会社ならば補足してもいいのかなあ、とは思います。 ToDoの管理、ドキュメントの集積、優先順位の管理ですか?Redmineがあるじゃないですか。日常の連絡や相談?メールでいちいちヘッダ書くくらいだったらSlackやHipChatやkato.imでなんとかしてしまいますし、共有すべき前提があるのならば「例の件」なんて書くのではなくRedmineチケット上で議論しますよ。アナログで説かれたようなヘタクソな指示をカバーしてあまりある便利なツールが我々にはあるのです。というかRedmineは非エンジニアでも使えるようになっていただきたいくらい革命的に報連相を便利にするんでもっと使われるべき。
まあいろいろ言ってますが思想が合わなかった
どちらかというとそのあとにやったビジネスマナーとコミュニケーションスキルという非常に怪しげな感じのタイトルの研修のほうがいけてたので、思想の違いであることと、講師側のコミュニケーションスキルの問題なのかなあと身も蓋もないことを言ってまとめておくことにします。